階段や手すり・扉や面格子など、建物にはさまざまな鋼製建具が使用されています。これらの鋼製建具は定期的にメンテナンスが必要であり、それを怠るとやがて腐食が進行し、本来の強度を保てなくなります。そうなる前にメンテナンスを施し、保護してあげる必要があります。ここでは、その改修工法の一部を紹介します。
工事前の写真です。写真右側にはサビが発生しており、進行中です。ただち にメンテナンスが必要な状態です。
表面の目荒らし、サビや死膜(塗膜として効果がない膜)を完全に除去する 為に電動工具などを使用してケレンを行います。
露出された鋼材の保護と今後発生するサビを抑制する為に下塗り(サビ止)を塗装します。
サビ止塗膜を保護するとともに、上塗り塗膜との密着を向上させるために中塗りを塗装します。
サビ止などの塗膜を保護するとともに 耐候・防汚・防水効果及び美観を持続させる為に上塗りを塗装します。
サビは雨水が溜まっている箇所などから発生しやすい為、写真のように雨水が溜まる箇所にシーリングを施すことにより防錆効果が持続します。